札ログ 解説記事
札ログで試合記録を対戦相手に共有する方法|1人の入力で2人分の記録を残そう
競技かるたの試合が終わったあと、取った札や送った札を1枚ずつ記録するのは、なかなか手間がかかるものです。
自分と対戦相手の両方が試合を振り返りたい場合、それぞれが同じ試合を入力することもあるかもしれません。
試合記録・分析サービス「札ログ」には、1人が入力した試合記録を、対戦相手にも共有できる機能があります。
例えば、AさんがBさんとの試合を記録した場合、その記録をBさんに共有すれば、Bさんは札を1枚ずつ入力し直すことなく、自分の札ログに試合を追加できます。
しかも、単に記録をコピーするだけではありません。
勝敗や札の取得結果、自陣・相手陣、送り札などが、受け取った人の視点に自動的に変換されます。
この記事では、試合記録を共有する方法、受け取る方法、共有後にできることや注意点を紹介します。
1. 札ログの「試合の共有」機能とは?
札ログの試合共有機能は、1人が入力した試合を、もう1人の競技者も自分の記録として利用できる仕組みです。
基本的な流れは、とてもシンプルです。
- Aさんが試合を記録する
- Aさんが共有リンクを作り、Bさんに送る
- Bさんがリンクを開き、「自分の記録に追加」を押す
- Bさんの札ログにも、その試合が追加される

Bさんが受け取った記録は、Bさん自身の視点に変換されています。
例えば、Aさんが「自分が取った」と記録した札は、Bさん側では「相手が取った」という記録になります。
また、共有された試合は、Bさんの試合一覧に追加されるだけでなく、次の機能にも反映されます。
- 対戦帳
- 札ごとの取得率などの分析
- 陣別・位置別の分析
- 送り札に関する分析
- 札取抄
- 札取抄-比べ-(試作版)
つまり、対戦相手が記録してくれた試合も、自分で入力した試合と同じように振り返れるということです。
2. 共有できる試合の条件
共有できるのは、札の入力を最後まで完了した試合です。
札の取得結果を途中までしか入力していない試合や、勝敗などの「結果のみ」で登録した試合は共有できません。
| 試合の状態 | 共有できる? |
|---|---|
| 札の入力がすべて完了している | ○ |
| 札の入力が途中 | × |
| 「結果のみ」で登録した試合 | × |
| ほかの人から共有され、取り込んだ試合 | 共有ボタンは表示されない |
標準入力でも、スワイプ入力(かんたん/陣つき)でも、札の入力が完了していれば共有できます。
また、札の入力が完了していても、勝敗が未入力の場合は、共有リンクを作る前に勝ち・負けを選択する必要があります。
なお、サンプルアカウント(藤原定家)では、試合の共有・取り込みは利用できません。
3. 試合を共有する方法(記録した人)
まずは、試合を入力した人が共有リンクを作る方法です。
手順1:「対戦相手に共有」を開く
共有画面には、次の2つの場所から移動できます。
① 試合の入力が終わった直後
すべての札を入力すると「入力完了!」画面が表示されます。
画面の一番下にある「対戦相手に共有する」を選びます。

② 過去に記録した試合から
試合一覧から共有したい試合を開き、試合詳細画面の「対戦相手に共有」を選びます。

以前に入力した試合でも、札の記録が完了していれば共有できます。
手順2:共有する内容を確認する
「試合を対戦相手に共有」という画面が開きます。
ここでは、相手の札ログにどのような内容が追加されるか、共有時の注意点などを確認できます。
特に確認しておきたいのが、相手の札ログに登録される自分の名前です。
相手の記録では、自分がその試合に入力した「自分の名前」が、対戦相手の名前として使われます。
名前を変更したい場合は、共有画面から試合情報の編集画面に移動して修正できます。
また、勝敗が未入力の場合は、この段階で勝ち・負けを選択します。
手順3:「共有リンクを作る」を押す
内容を確認したら、「共有リンクを作る」を押します。
共有リンクが発行され、画面に表示されます。


手順4:リンクを対戦相手に送る
「リンクをコピー」を押し、LINEなどで対戦相手に送ります。
スマートフォンなど、端末の共有機能が利用できる場合は、「共有する(LINEなど)」というボタンも表示されます。
こちらを使えば、端末の共有メニューからリンクを送れます。
これで、共有する側の操作は完了です。
相手が試合を取り込むまで、自分の札ログで追加の操作をする必要はありません。
4. 共有された試合を自分の記録に追加する方法(受け取った人)
次は、対戦相手から共有リンクを受け取った場合の操作です。
手順1:共有リンクを開く
LINEなどで届いた共有リンクを開きます。
札ログにログインしていない場合は、「ログインして確認する」または「はじめての方は新規登録」から進みます。

札ログのアカウントを持っていなくても大丈夫です。
Googleアカウントまたはメールアドレスで新規登録すれば、そのまま共有された試合を取り込めます。
ログインや新規登録が終わると、自動的に元の共有ページに戻ります。
手順2:共有された試合の内容を確認する
ログインすると、「共有された試合」画面が表示されます。
ここでは、追加される試合の概要を確認できます。
- 試合日
- 対戦相手の名前・級
- 自分から見た勝敗
- 枚数差(入力されている場合)
- 記録された札の枚数
- 自分が取った札・相手が取った札の枚数

表示される勝敗や取得枚数は、すでに自分の視点に変換されたものです。
例えば、記録した相手が勝った試合なら、自分の画面では「負け」と表示されます。
手順3:「自分の記録に追加」を押す
内容を確認したら、「自分の記録に追加」を押します。
取り込みが完了すると、追加された試合の詳細画面に移ります。
画面には、次のメッセージが表示されます。
共有された試合を、あなたの記録に追加しました。

これで、共有された試合が自分の札ログに保存されました。
取り込んだ試合は、どこから見られる?
追加された試合は、通常の試合と同じように試合一覧に表示されます。
共有された試合には、「共有から追加」というバッジが付いています。

試合を開けば、札ごとの取得結果や位置などを確認できます。
試合情報や札の記録を修正したり、不要になった試合を削除したりすることも可能です。
5. 相手の視点に変換すると、何が変わる?
札ログの試合共有機能では、記録した人の視点を、受け取った人の視点に自動的に変換します。
主な変換内容は次のとおりです。
| 記録の内容 | Aさんの札ログ | Bさんの札ログ |
|---|---|---|
| 勝敗 | 勝ち | 負け |
| 札を取った人 | 自分が取った | 相手が取った |
| 札のあった陣 | 相手陣 | 自陣 |
| 札の位置 | 右・下段 | 右・下段 |
| 送り札 | 送った札 | 送られた札 |
| 試合日・枚数差 | 同じ | 同じ |
具体的な例
Aさんが、ある札について次のように記録していたとします。
Aさんの記録
- 相手陣の右・下段にあった
- 自分が取った
この試合をBさんが受け取ると、次の記録になります。
Bさんの記録
- 自陣の右・下段にあった
- 相手に取られた


自陣と相手陣、札を取った人は入れ替わります。
一方、札の左右と段は変わりません。
札ログでは、左右・段を常に「その陣の持ち主から見た向き」で記録しているためです。
例えば、Aさんから見た「相手陣の右・下段」は、向かい合っているBさんから見れば「自陣の右・下段」にあたります。
送り札についても同様で、Aさんが送った札は、Bさん側では送られた札として記録されます。
このように、双方の立場に合わせて記録が変換されるため、受け取った側でも自分の試合として分析できます。
6. 共有された試合も、分析に利用できる
共有機能の大きな特徴は、受け取った試合が、通常の試合と同じように分析対象になることです。
例えば、Aさんが入力した試合をBさんが取り込むと、Bさんの取得率や位置別分析にも、その試合の結果が加わります。
対戦帳や札取抄、札取抄-比べ-(試作版)でも、取り込んだ試合を利用できます。

そのため、Bさんは札ごとの情報を入力しなくても、試合の振り返りや、過去の試合と合わせた分析を行えます。
ただし、共有された記録の正確さは、元の試合を入力した人の記録に依存します。
位置が入力されていない札などは、受け取った側でもその情報がない状態になります。
取り込んだ後に、自分で分かる範囲の情報を修正することもできます。
共有後の記録は、自動では同期されない
ここは注意しておきたい点です。
共有された試合は、取り込んだ時点の記録をコピーしたものです。
Aさんが後から自分の記録を修正しても、Bさんの記録には反映されません。
同様に、Bさんが自分の記録を編集・削除しても、Aさんの記録は変わりません。
例えば、共有後にAさんが札の取得結果を修正した場合、Bさんにも修正版を渡したいなら、Bさんに古い試合を削除してもらい、同じ共有リンクからもう一度取り込んでもらう方法があります。
共有リンクが有効であれば、再度取り込む時点の最新の記録がコピーされます。
7. 共有リンクを使うときの注意点
試合を共有する際は、リンクの取り扱いに注意してください。
リンクを知っている人は誰でも取り込める
札ログの共有機能は、特定のアカウントを指定して送る方式ではありません。
共有リンクを知っている人であれば、対戦相手本人でなくても試合を取り込めます。
リンクを送るときは、LINEの個別トークなど、相手だけが確認できる方法をおすすめします。
また、同じ共有リンクを複数人が使うこともできます。
1人の利用者が同じ共有元の試合を重複して取り込むことはできませんが、リンクそのものに取り込み人数の制限はありません。
リンクを無効にしたり、作り直したりできる
共有画面には、次の操作が用意されています。
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| 新しいリンクを発行し直す | 今のリンクを無効にし、新しいリンクを作る |
| 共有をやめる(リンクを無効にする) | 共有リンクを使えなくする |
例えば、間違った相手にリンクを送ってしまった場合や、意図しない場所に広まってしまった場合は、リンクを無効にできます。
ただし、リンクを無効にしても、すでに取り込まれた試合は削除されません。
取り込まれた試合は、受け取った人自身の記録として保存されているためです。
また、共有リンクには自動的な有効期限がありません。共有が不要になった場合は、手動で無効にできます。
相手が取り込んだか確認できる?
共有画面では、次のように取り込み件数が表示されます。
このリンクから追加された試合: ○件
何件取り込まれたかは確認できますが、誰が取り込んだかまでは表示されません。
8. よくある質問
Q. 対戦相手が札ログを使っていなくても共有できますか?
はい。共有リンクを開き、札ログに新規登録すれば、そのまま試合を取り込めます。
新規登録にはGoogleアカウントまたはメールアドレスを利用できます。
Q. 自分と相手の両方が同じ試合を入力していた場合は?
同じ日・同じ相手との試合がすでにある場合は、取り込み前に注意メッセージが表示されます。
ただし、自動で統合はされません。
同じ相手と1日に複数回対戦している場合もあるため、別の試合として追加すること自体は可能です。
同じ試合を二重に登録しないよう、必要に応じて追加を見送るか、重複した記録を自分で削除してください。
Q. 相手が記録を修正したら、自分の記録も変わりますか?
いいえ。取り込んだ後の試合は、それぞれ独立した記録になります。
相手の編集・削除は、自分の記録に反映されません。
Q. 間違った内容の記録を受け取ってしまった場合は?
取り込んだ試合は通常の試合と同じように編集できます。
自分で正しい情報に修正するか、試合を削除し、相手に元の記録を直してもらってから取り込み直してください。
Q. 共有した相手の名前を変更できますか?
はい。
共有先の札ログに登録される対戦相手名は、原則として、共有元の試合に入力された「自分の名前」です。
共有前にその名前を修正するか、受け取った人が取り込み後に試合情報を編集できます。
Q. 共有した試合は、さらに別の人に共有できますか?
ほかの人から取り込んだ試合には、共有ボタンは表示されません。
札ログの共有機能は、試合を記録した人が対戦相手に渡すことを想定しています。
Q. 試合を共有すると、メールアドレスも相手に伝わりますか?
いいえ。
共有されるのは、試合日、勝敗、枚数差、札の取得結果・位置・送り札の情報や、共有元が試合に入力した名前・級などです。
メールアドレスやアカウントIDは共有されません。
