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札そら 解説記事

札そらで暗記力を鍛える練習のヒント|短時間の暗記・定位置・記録の活用方法

競技かるたでは、試合前の15分間で両陣50枚の配置を暗記します。

この15分間の暗記は競技かるたの基本ですが、普段の練習では、必ずしも同じ条件で暗記する必要はありません。

例えば、札数を減らして短時間で覚えたり、50枚を10分で覚えることに挑戦したり。いつもとは違う条件で暗記をしてみることで、自分の暗記の特徴に気づくこともあります。

暗記トレーニングアプリ「札そら」では、札数・暗記時間・陣の構成を自由に設定し、スマートフォンで手軽に練習できます。

さらに、自分の定位置を使った練習や、正答率・回答時間の記録も可能です。

限られた時間で札の配置を覚え、正確に、素早く思い出す。

この記事では、札そらを使った具体的な暗記トレーニングのメニューと、練習結果を次につなげるためのヒントを紹介します。

1. 短い時間で暗記するトレーニングを試してみよう

札そらで特におすすめしたいのは、札数に合わせて暗記時間を短く設定し、集中して配置を覚える練習です。

実際の競技かるたでは、両陣50枚の暗記に15分間が与えられます。

一方、札そらなら札数も暗記時間も変更できるので、数分だけの暗記練習にも取り組めます。

例えば、次の3つのメニューがおすすめです。

練習メニュー合計札数暗記時間
両陣5枚10枚1分30秒
両陣10枚20枚3分
両陣25枚50枚10分

※札そらの札数設定は1陣あたりの枚数です。両陣5枚なら、自陣5枚・相手陣5枚の合計10枚になります。

札そらの設定画面。陣の構成は両陣、札数は10枚、暗記時間は3分に設定されている
両陣10枚・3分に設定した例。設定のしかたは札そらで暗記トレーニングをする方法で紹介しています。

これらは上達段階ごとに分けたメニューではありません。

競技かるたの経験にかかわらず、その日に使える時間や、取り組みたい内容に合わせて選ぶことを想定しています。

両陣5枚・1分30秒:短い時間で1セット

自陣5枚・相手陣5枚の合計10枚を、1分30秒で暗記します。

札数が少ないので、通勤・通学の合間や、少し時間が空いたときにも取り組みやすいメニューです。

10枚の位置を覚えたあと、出題された札をできるだけ迷わず答えることを意識してみましょう。

1セット終わったら、「同じ設定でもう一度」で、新しい札の組み合わせに挑戦できます。

両陣10枚・3分:両陣をテンポよく暗記する

合計20枚を3分で覚えるメニューです。

相手陣と自陣の両方を確認しながら、短い時間で配置を覚えます。

暗記が終わったら、正答率だけでなく、どのくらい素早く札の位置を思い出せたかも確認してみましょう。

数分間の暗記と回答を組み合わせて繰り返せるため、日常の練習にも取り入れやすい設定です。

両陣25枚・10分:50枚を短時間で暗記する

自陣25枚・相手陣25枚の合計50枚を、10分で覚えるメニューです。

通常の15分よりも短い時間で、実際の試合と同じ枚数を暗記することに挑戦できます。

暗記中は覚えられたつもりでも、出題されると位置を思い出すのに時間がかかる札があるかもしれません。

50枚を覚えることだけでなく、出題時にどれだけ正確に思い出せるかまで確認してみましょう。

なお、これらの時間設定は練習メニューの一例です。特定の時間を達成すれば実戦での暗記力が向上すると保証するものではありません。

2. 同じ札数で、暗記時間を少しずつ短くしてみよう

もう一つおすすめしたいのが、札数を変えずに、暗記時間だけを短くしていく方法です。

例えば、両陣10枚(合計20枚)で、次のように練習してみます。

練習暗記時間
1回目3分
2回目2分30秒
3回目2分

暗記時間を短くすると、札の配置を確認する時間も短くなります。

その中で、どの程度まで正確に位置を覚えられるかを試してみましょう。

正答率がどう変わるかを確認する

例えば、3分で暗記したときは正答率95%、2分30秒では90%、2分では70%になったとします。

この場合、2分まで短くすると正確さが落ちているように見えます。

一方、3分でも2分30秒でも高い正答率を維持できているなら、より短い時間で暗記できる可能性があります。

もちろん、札そらでは毎回違う札がランダムに選ばれるため、1回の結果だけで判断する必要はありません。

何度か繰り返しながら、自分にとって暗記の正確さを保ちやすい時間を探してみるのがおすすめです。

「制限なし」で、自分の暗記時間を確かめる

札そらには「制限なし」という設定もあります。

この設定では、暗記中に経過時間が表示され、「暗記完了」を押すまで出題には進みません。

例えば、両陣25枚で時間制限を設けずに暗記し、覚え終わったと思ったところで「暗記完了」を押してみる。

結果画面では実際にかかった暗記時間を確認できるので、自分が50枚の暗記にどのくらい時間を使っているのかを振り返れます。

そこから少し短い時間を設定して、次の練習に取り組むこともできます。

3. 自分の定位置を使って、暗記を練習しよう

札そらでは、普段使っている自陣の定位置を100枚分登録できます。登録方法は札そらに自分の定位置を登録する方法で紹介しています。

登録すると、両陣でのトレーニングでは自陣の札が定位置に従って並び、相手陣の札はランダムに配置されます。

自陣は使い慣れた配置、相手陣は毎回異なる配置という条件で暗記できるのが特徴です。

定位置を登録済みのアカウントの設定画面。「定位置登録済みのため、自陣は登録した定位置で配置されます」と表示されている定位置が反映された両陣の暗記画面。上が相手陣、下が自陣
(左)定位置を登録済みの設定画面 (右)両陣10枚・3分の暗記画面。

普段の配置を使って、短時間の暗記に挑戦する

例えば、両陣10枚・3分のメニューを、自分の定位置を使って行ってみましょう。

自陣では、それぞれの札が普段の定位置に配置されます。

一方、相手陣はランダムに並ぶため、こちらは毎回新しい配置を覚える必要があります。

こうした条件で暗記と回答を繰り返し、自陣と相手陣それぞれの札を、どのくらい正確に思い出せるかを意識してみてください。

片陣で、自陣だけを練習する

「片陣のみ」を選び、向きを「自陣(通常の向き)」にすれば、自分の定位置を使って片陣だけを暗記できます。

例えば、片陣10枚・1分という設定で、短時間に自陣の札の位置を覚える練習もできます。

定位置がどのくらい頭に入っているかを確認したいときにも、使いやすい設定です。

なお、定位置が反映されるには、ログインした状態で100枚すべての登録を完了している必要があります。

ブロックと並び順は、登録した定位置に基づいて表示されます。

4. 相手陣の暗記に絞って練習してみよう

札そらでは、片陣だけを表示するときに「相手陣(上下逆さま)」を選択できます。

この設定では、相手から見た札の向きになるよう、取り札が180度回転して表示されます。

片陣10枚・相手陣向きの暗記画面。札が上下逆さまに並んでいる
片陣10枚・相手陣向きの暗記画面。

相手陣の札の見え方に集中する

例えば、片陣10枚・1分で、相手陣の向きだけを暗記してみます。

自陣と違って上下逆さまの札を、どのように覚えているか。

札の位置を思い出す際に、どのあたりで迷いやすいか。

普段の両陣暗記とは少し違った条件で、自分の暗記を振り返ることができます。

札そらでは、相手陣の札は常にランダム配置です。

毎回異なる組み合わせで、逆さまの札の配置を覚える練習に取り組めます。

5. 正答率だけでなく、回答時間にも注目してみよう

暗記トレーニングでは、札の位置を正確に覚えられたかどうかが重要です。

しかし、競技かるたでは、暗記した位置を必要なときに素早く思い出すことも求められます。

札そらでは、問題が表示されてから回答するまでの時間も記録しているため、暗記の正確さと、位置を思い出す速さの両方を確認できます。

同じ正答率でも、回答時間が違う?

例えば、次のような結果を考えてみましょう。

項目練習A練習B
暗記時間3分3分
正答率90%90%
平均回答時間4.0秒2.5秒

※数値は説明用の架空の例です。

どちらも正答率は90%ですが、練習Bの方が短い時間で回答できています。

同じように正確に覚えられていても、練習Bでは札の位置をよりスムーズに思い出せていた可能性があります。

正解時平均も確認してみる

結果画面には、「平均回答時間」のほかに「正解時平均」も表示されます。

「正解時平均」は、完全正解した札に限った平均回答時間です。

正答率が高くても、正解した札の位置を思い出すまでに時間がかかっている場合もあります。

逆に、回答時間を短くしようとして間違いが増えているなら、正確さとのバランスを考えてみてもよいでしょう。

正答率を維持しながら、より迷わず札の位置を答えられるか。 そんな視点で記録を振り返るのも、一つの練習方法です。

結果画面。得点、暗記時間、正解、正答率、平均回答時間、正解時平均、最速、最遅が並んでいる
結果画面(両陣10枚・3分)。「平均回答時間」「正解時平均」で回答の速さを確認できます。画像はサンプルです。

結果画面の見方は、札そらの採点方法と結果画面の見方で詳しく紹介しています。

なお、札そらには回答時間の制限を設定する機能はありません。回答時間は結果として記録されるものです。

6. 苦手な札・位置・頭文字を見つけてみよう

ログインして練習を続けると、札そらの「過去の記録」から、苦手な札や位置などを確認できます。

例えば、次のような傾向が見つかるかもしれません。

  • 特定の札を何度も間違えている
  • 自陣のあるブロックで、正答率が低い
  • ある頭文字の札で、正答率が低い
「弱い札」の一覧。札ごとの正答率と平均回答時間が、正答率の低い順に並んでいる「弱い位置」の一覧。陣・段・左右ごとの正答率が、低い順に並んでいる
(左)「弱い札」 (右)「弱い位置」。画像はサンプルデータです。

画面の見方は、札そらの練習履歴と分析機能の見方で紹介しています。

苦手な札が見つかったら

例えば、ある札が10回出題され、そのうち4回しか正解できていなかったとします。

ほかの札と比べて正答率が低いなら、自分にとって暗記しにくい札の候補かもしれません。

なぜその札を間違えやすいのかを考えてみましょう。

暗記の際にその札を十分に意識できていないのか、ほかの札と位置を混同してしまうのか。

次のトレーニングでその札が出てきたら、少し意識して暗記してみるのも一つの方法です。

ただし、現在の札そらでは、苦手な札だけを指定して出題することはできません。 札は毎回ランダムに選ばれます。

苦手な位置が見つかったら

例えば、自陣の左下段で正答率が低い場合、そのブロックの札を覚えるときに、何か課題があるかもしれません。

位置の関係を十分に整理できていないのか、札の並び順を混同しやすいのか。

実際の練習でも、その場所の札をどのように覚えているかを意識してみると、原因を考えるヒントになるかもしれません。

一方、札そらではランダム配置と定位置配置の記録が混在する場合もあるため、位置の成績を見る際には、どのような設定で練習していたかにも注意しましょう。

7. 過去の自分と比較して、変化を確かめよう

札そらを継続して使うなら、ぜひ練習の記録も残してみてください。

ログインした状態でトレーニングを最後まで終えると、練習結果が自動保存されます。

「過去の記録」では、期間・札数・陣の構成を指定して、これまでの結果を振り返れます。

できるだけ条件を揃えて比較する

例えば、両陣10枚・3分という設定で、何度か練習を続けてみます。

1週間後や1か月後に、同じ設定での正答率・平均回答時間を確認してみましょう。

以前と比べて正答率が高くなっていたり、回答時間が短くなっていたりすれば、変化に気づくことができます。

また、暗記時間を少しずつ短くしたときに、どの程度まで正答率を維持できるかを比べてみるのも面白いでしょう。

「過去の記録」の「推移」一覧。練習日時・札数・正答率・得点・回答時間・暗記時間が新しい順に並んでいる
「過去の記録」の「推移」一覧(画像はサンプルデータです)。

札そらでは、過去の練習結果が一覧で表示されます。

ただし、暗記時間そのものや、定位置配置の有無を指定して絞り込むことはできません。

条件を比較するときは、記録に表示される暗記時間なども確認してください。

1回の結果で判断しすぎない

札そらでは、毎回100枚の中からランダムに札が選ばれます。

同じ設定で練習しても、札の組み合わせや配置によって結果は変わります。

そのため、ある日の正答率が低かったからといって、すぐに暗記力が落ちたと考える必要はありません。

何回かの記録を見ながら、全体としてどのような傾向があるのかを確認してみましょう。

8. 自分なりのトレーニングメニューを作ってみよう

ここまで紹介した使い方を組み合わせると、さまざまな暗記トレーニングに取り組めます。

例えば、10〜15分程度の時間があるなら、次のようなメニューも考えられます。

短時間の暗記を繰り返すメニュー

  1. 両陣5枚・1分30秒で暗記と回答
  2. 同じ設定でもう一度、別の札で暗記と回答
  3. 両陣10枚・3分で暗記と回答
  4. 最後に、それぞれの正答率と回答時間を確認する

あるいは、まとまった時間が取れる日には、両陣25枚・10分で50枚の暗記に挑戦するのもよいでしょう。

暗記時間とは別に、出題された札への回答時間も必要なので、実際の所要時間は少し長くなります。

こうしたメニューは、特定の順番や回数に意味があるというよりも、その日に取り組みやすい形で、暗記と振り返りを繰り返すことを意図したものです。

毎日同じ練習を続けても、日によって設定を変えても構いません。

自分が取り組みやすく、継続しやすい方法を探してみてください。

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